2014年12月18日木曜日

寒波

12月17日、天気予報どおり強い寒気がやってきました。
青空が見えることの多い日ですが、風が強く、しかもとても冷たい。
こんな日は、多分多くのお客様が、来園しても動物が小屋に引っ込んで出てこないのではないかと思っていらしゃるでしょう。
そこで、寒波の中、来園いただいて、動物は見られるか。
お昼少し前に園内を見て回りました。

放牧場の豚たちは、東も西もみんな外に出ていました。
一頭は寒くて渇きの悪い地面を鼻で掘り返し更に乾き難くぬかるませるのに余念がありません。
子どもを生み終え乳離れして分娩豚舎から帰ってきたメス豚には、他のメスが序列決定の喧嘩を吹っかけ、互いに勇ましい声を上げています。
中には、自分たちが作った水たまりの脇に佇み、水に入ろうかと思案中の猛者もいますが、さすがに今日は、前足をちょっとつけただけで断念しました。
放牧豚舎はこんな具合で、寒くても賑やかでそれなりに見ごたえがあると思います。
さすがに水浴びはしませんでした。














馬では、ポニーやミニチュアホースが、日曜の雪がまだ少し残っている運動場に3頭、いたって普通に出ていましたが、木曽馬舎の馬は姿が見えず、みんな厩舎に入っています。
昨年の大雪のとき降り積もる雪をものともせずたてがみから湯気を上げながらはしゃいでいたので、木曽馬は寒がりではありません。
多分厩舎にまだ、飼い葉があるのだと思います。
おなかがふくれれば、外にも出てくると思われます。

牛舎の黒毛和牛親子は二頭とも、運動場でしゃがみこみ、まったりしています。
ひなたぼっこには日差しが弱いと思いますが、寒気はそれ程気にならない様子。
お客様からは、じっくりかつ、よく見ていただけます。
見るからに寒さには強そう














羊舎のひつじ、ヤギ舎の山羊は一頭も見当たりませんでした。みんな飼育舎の中に引っ込んでいます。
でも、好奇心が強いので、「おーい」と飼育舎に向けて呼んでやると、「ナンダ?」と言う感じで顔を出します。
ただし、面白くなさそうにこっちを見て、「なーんだ」見たいなしらけた感じで畜舎に戻るともう「おーい」と呼んでも出て来ないので、その感じにちょっとイラッとします。

ボーと見られる。














他の畜舎とは離れたところ、自販機コーナーと休憩所の裏の山際の隔離舎に、ロバのペイペイとデュロックのの仔豚がいます。
隔離舎は二部屋並びの長屋です。
仔豚は、掃除で部屋に入ってくる入る飼育員にまとわり付き、土をほじくって泥だらけの鼻を洗濯したばかりのズボンに押し付け、鼻スタンプをいっぱいつけるので、少し鬱陶しがられています。
そして、おりの外の人にも寄ってきます。
ひつじみたいにしらけた態度ではありませんが、人懐っこいとも違う、もっと押しが強く、檻にへばりつきます。
人になつくよう、餌のほかに果物をおやつにやっていたので、「なんかくれ」と寄っていくのが癖になっているのだと思います。
クレクレ感が強く、その態度にいつも餌が足りてないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません、ちゃんとやっています。
足りてるのにもっとよこせと訴える色気より食い気の女の子。
鼻で土をこねるのがすき。














隣のペイペイは、隣の仔豚が人にかまわれると僻んで、ヒーハー、ビーハー大きな声で鳴きます。
午年のロバで24歳、いい年ですが、割り合い、かまってチャン。
小屋の前の運動場が寒さで乾かず、一面水が浮いているので、濡れるのが嫌なのか、外には出ず小屋から大きな顔を突き出して訴えていました。
ひつじと違って、視線に想いを感じる。














隔離舎の二頭は間違いなくご覧いただけます。

赤い平屋の分娩豚舎には、まだ生まれてひと月たたない仔豚がいます。
冬でも天気の良い日は、小屋の戸を開け外に出しますが、ちょっと今日は寒すぎて運動場へのドアは閉めました。
もう少し大きくなれば、冬でも外に出します。
彼らも寒さにめげず結構外を走り回ります。

元々家畜動物は寒冷地に適した種で、寒さには強いようです。
冬だと言って小屋の中から出てこないと言うことはありませんから、冬休みに来たいただいても動物は見られます。
芝生広場は雪が降れば、積もりやすく、転がしても雪玉が汚れないので、でっかくて真っ白の雪だるまが作れます。
また、広いので凧揚げにも最適。

動物だけでなく、芝生広場もあって、冬の畜産センターも結構楽しんでいただけますので是非、アッタカイ格好でお越しください

岐阜市畜産センター公園 奥村