2017年5月30日火曜日

バラ開花中

現在、バラ園のバラが開花しています。先日5/20(土)・21(日)には「バラまつり」を開催し、大勢のお客様にお越しいただきました。多くのお客様から「きれいですね」と声をかけていただき、大変ありがとうございました。新苗の販売も盛況に行なう事ができました。また、バラ栽培ミニ講座とバラガイドで、非常に暑い中にもかかわらず、私の拙い話に耳を傾けて下さったお客様にも感謝の気持ちが絶えません。
 まだまだ開花は続きます。6月中旬頃までバラは見ごろです。ぜひ何度も足を運んでいただき、バラを楽しんでいただきたいと思っています。

P.S. バラ園南のハイキングコース内に、ササユリが咲きはじめています。


編集者:岐阜市畜産センター公園 西垣

2017年4月3日月曜日

年度の初めの


 4月といえば春、出会い・別れなど新たな門出にふさわしい季節という印象の強い時期かと思います。
それが動物を扱う施設であるならば、『ベビーラッシュ』というイメージも加わるのではないでしょうか。
しかしながら、今現在この畜産センター公園には『4月生まれの赤ちゃん』は居ないのです。
代わりと言ってはなんですが、12月生まれと2月生まれの赤ちゃんをご紹介させていただきます。

まず先に、12月22日生まれのヤギの赤ちゃんです。
茶色や黒色、あるいは白も加えたぶち模様が特徴的な、屋久島ヤギという種類の子達です。
お母さん、カメラ目線が怖いよ・・・!
2頭ともに女の子で、手前のお尻が白い子があきちゃん、奥にいる子がなつちゃんです。
まだ長い時間はお母さん以外の大人のヤギと一緒にはいられないので、なかなか見ていただく機会が少ないですが、ヤギ舎から高い声で「メェーー!」と聞こえたらまずこの子達ですので、元気に育っているなと感じていただけたらと思います。

次に2月26日生まれのヒツジの赤ちゃんです。
真っ黒でよく分かりませんが、カメラ目線です・・・たぶん
顔と足の黒い『サフォーク』という種類の子です。
お母さんの名前が『あい』なので、娘である赤ちゃんの名前は『ラブ』。
ラブちゃんが子供を産んだら名前は『アモーレ』、なんて冗談も既に出てきています。
親子揃って物静か…と言うより無口でほとんど鳴かず、子供から親への「おっぱいちょうだい」も、親から子供への「おっぱい飲みにおいで」もなかなか伝わらず、半分人工保育のような形で飼育員が手伝いながら少しずつ育っています
大きくなってお外に出られるようになったら、たくさん名前を呼んであげてください。

赤ちゃんではありませんが4月生まれの子はヤギ3頭・ヒツジ1頭・ウマ2頭と複数います。
・チーズ(ヤギ♀)   平成22年4月16日
・さんたろう(ヤギ♂) 平成23年4月10日
・はじめ(ヤギ♂)   平成25年4月1日
・げんき(ヒツジ♂)  平成24年4月2日
・椿姫(木曽馬♀)   平成元年 4月6日

ここまではみんな平成生まれ
ですが!
ミニチュアホースの女の子・スターちゃんはなんと!
昭和63年4月7日生まれです!!
馬の寿命はおおよそ25~30年と言われているので、椿姫ちゃんともども長生きですね。


来る4月29日(土)には、今年もスプリングフェスタを開催いたします。
いつもは出来ないブタへのえさやりや、ヒツジの毛刈りショーなど見どころたくさんです。
みなさまぜひお越しくださいませ。


編集者:岐阜市畜産センター公園 横山

2016年12月17日土曜日

お正月の寄せ植えワークショップが開催されました

 師走に入り、クリスマスの飾りやイルミネーションが街を彩り始めた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?新年に向けてこれから大掃除、という方も多いと思われますが、新年にふさわしい寄せ植えをご自宅に飾り、楽しみながら年末を過ごすというのはいかがでしょうか。
 去る12月5日、畜産センター公園にてお正月の寄せ植えワークショップが開催されました。多数のご応募をいただき、長良園芸様から講師の先生を迎え、にぎやかなワークショップとなりました。

 使用した花材はギョリュウバイ、パンジー、ビオラ、葉牡丹、プリムラ・マラコイデス、ハツユキカズラです。


ギョリュウバイは早春に梅に似た小さな花をつける常緑性の低木です。蜂蜜の蜜源として好まれ、最近美容や健康に良いとされるマヌカハニーのマヌカはギョリュウバイのことを指します。
ワークショップに参加された方々は、講師の先生のお話を参考にされながら、熱心に寄せ植えを作製されていました。


寄せ植えを眺めながら、ご家族やお友達と過ごす楽しいお正月になりますように。


編集者:岐阜市畜産センター公園 波多野

2016年11月14日月曜日

和牛の名は。 かおるです

10月29日の深夜、男の子の仔牛が産まれました
牛舎の真ん中のお部屋で暮らす『かんな』ちゃんの、初めての子です

・体重23.5㎏
・体高(地面から肩までの高さ)約74cm
・体長(頭から尻尾の付け根までの長さ)約80cm
大型犬の成犬とあまりサイズが変わらない、ちょっと小柄な男の子です
一般的な和牛の赤ちゃんのサイズから考えると、もう一回り大きくてもいいくらいですが、そこは無事に産まれてくれただけで万々歳
なにせ、かんなちゃんはこれが初めての出産なのですから

ほとんどの動物は、基本的に夜に出産が始まります
なので牛を担当している飼育員は、『そろそろ産まれるかな?』と予定日が近くなってきてからほぼ毎晩、様子を見に来ていました
難産だったり仔牛が逆子だったりしたときには、手助けをしてあげないといけないこともあるからです
しかし、そんな飼育員の心配もどこ吹く風
様子を見に建物の中へ入ったときには既に出産を終え、羊水で濡れた仔牛を乾かすために体をなめてあげている途中だったそう
安産でなによりです

これから寒さが一段と厳しくなる季節
かおるくんはまだお母さんのかんなちゃんにぴったりとくっついていたり、暖かいヒーターの下でお昼寝したりと、お客さんに見てもらえるお外には出てこないかもしれません
そんな時はまた次の機会、暖かな春に少し成長した姿を見に来ていただければと思います

牛の担当ではない飼育員 横山

2016年10月24日月曜日

遠足シーズン

雨ばかりだった9月から一転し、最近は安定した気候で過ごしやすい日が続いていますね。
今は毎年恒例の遠足シーズン!公園内は多くの園児で賑わっています。


芝生広場へGO!

お昼頃になると皆さん同じ場所に集まってきました。
公園内でイチバンのお弁当スポットである芝生広場です。
まだちょっと日差しが強い日中でも、メタセコイアやケヤキの木陰があるので安心してお弁当が食べられます。
芝生の色は春夏と比べると薄くなっていますが、葉がチクチクしないので寝転がったりするなら丁度良いかもしれませんね。


遠足の子供達が喜んで拾っていくドングリ。
ドングリを拾える場所は限られていますが、今年は例年より落ちている数が多く豊作のようです。

中央のもっさりした濃い緑の木はアラカシです。

まだ緑のドングリがいっぱい!


ビジターハウス裏のアラカシのドングリは、まだ枝に付いている状態。実がかなり密集しているのが分かります。

ドングリにも様々な見た目や大きさのものがあります。
公園内では何種類拾えるのかな?探してみると楽しいかもしれません。


編集者:岐阜市畜産センター公園 木村

2016年9月14日水曜日

公園内のツル性植物紹介!

椿洞でよく目にするツル性植物と、新たに見つけたちょっと珍しいツル性植物の紹介をしたいと思います。ツル性植物と言えば、この時期代表的なヤブカラシやクズのように他の草に絡みつき成長していく植物で、駆除するにも厄介で嫌われる植物と思いがちですが、細いツルや花をよく見ると可憐で、思わずホッとするものもあります。


●ヤブカラシ(藪枯):
繁殖力がとても強く、他の草を駆逐し枯らしてしまうことが名前の由来と言われています。淡いオレンジ色の花には多くの昆虫が集まります。


●クズ(葛):
これも繁殖力が強い。古来よりこの根から採る「葛粉」が有名。紅紫色の綺麗な花を咲かせます。ツルは、乾燥させて輪にすればリースの土台材料になります。


●センニンソウ(仙人草):
白く綺麗な花を咲かせ、実の先に細く白い羽毛状のものを仙人の髭に見立てた事が名前の由来と言われます。


●ツルニンジン(蔓人参):
キキョウ科のツル性多年草。釣鐘状の花が特徴で内側に紫褐色の斑点があり別名ジイソブ(爺のそばかすの意)とも呼ばれ
ています。韓国では薬草として使われているようです。



椿洞では、この他にもノササゲやヤブマメなど、多くのつる性植物が見られます。最近、その中でも特に珍しいツル性植物を見つけました。「コバノカモメヅル」。この名前を聞いた事がありますか?どこにでもある植物ではないため初めて聞く名前かも知れません。

●コバノカモメヅル(小葉鴎蔓):
キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)カモメヅル属のツル性の多年草です。名前の由来は対生する葉の形状からと言われていますが、葉より特徴ある花から名前を付けて欲しかったなぁ~と個人的に思っています。
濃い紫色の花は5枚の細い鋭三角形状で、きれいな星型をしています。本当に、これほどの星形の花は一度見ると何故か印象に残ります。

●そして、なんと!すぐ傍には白色の花を持つ
「シロバナカモメヅル」もありました。現物種を見るのは初めてなので幸運でした!こんなことは滅多にありません!興奮!!


本当に椿洞・畜産センター公園は意外性のある土地柄だと再認識しました。
ただし、畜産センター公園は都市公園ですから植物等の採取はしないでください。

編集者:岐阜市畜産センター公園 雉野

2016年8月16日火曜日

夏の自然を楽しんじゃおう!

 夏が本格的になり、後半に差し掛かってきました。畜産センター公園といえば家畜をイメージする方も多いと思いますが、それに負けないくらい樹木や草花の種類が豊富で、それだけ多くの昆虫を見ることができます。今回は、畜産センター公園に生息している昆虫の一部をご紹介しようと思います。

 たとえばこのシオカラトンボのメス、トンボにゆっくり近づき体をよく見れば、その体の模様や複眼の色合いをよく観察することができます。人によっては美しいと感じるかもしれません。

目の前で見ると複眼と口の様子が良く分かる


中には鳥やカマキリなどの外敵から身を守るために、自分の体の色や形を利用して周辺の草木に溶け込んでしまう昆虫もいます。その一例をご紹介します。
実はこの画像の中に昆虫が一匹隠れている。見つけられるかな?

 皆様もかなり見慣れているおなじみのショウリョウバッタですが、ゆっくり近づき横から見るなど見方を変えれば、迫力も大きいです!
近づいて横から見ると大迫力!

 運が良ければ、この画像のような面白い光景に出会えることもあります。あの危険な昆虫であるスズメバチがあろうことかクモの巣にかかってしまい、それを嗅ぎつけたクモが後からやってきたのですが、クモも予想以上の獲物の大きさにどうすることもできず、お互い動けずじまい…という面白い光景がありました。
これではお互いどうすることも出来ない

普段は見逃しがちな昆虫も一度足を止めてよく見てみることにより、今まで気がつかなかった面白い発見があります。何か面白い発見を求めての散策や、夏休みの自由研究での昆虫の観察も畜産センター公園は非常にお勧めの場所です。ぜひ一度、畜産センター公園の昆虫たちに目を向けてはいかがでしょうか。

※当公園内では、鳥や小動物・昆虫を捕まえたり殺したりしないで下さい。



編集者:岐阜市畜産センター公園 原