2015年2月25日水曜日

岐阜市の「春を先取りできる場所」

2月24日火曜日、地元のケーブルテレビ局CCNの取材がありました。
テーマは、岐阜市の春を先取りできる場所。
当公園のほかに、お隣の岐阜薬科大学薬草園と岐阜のイチゴ生産農家をめぐる、岐阜市の「春を先取りできる場所」を紹介する番組です。

番組の正式名称は、「ぎふっ ciao!」『岐阜市の春をさきどりciao』
年4回岐阜市が製作する広報番組の1本で、3月いっぱいCCNの番組で毎日流す15分番組です。
また、4月以降は、「岐阜市公式Youtubeチャンネル」でも配信され、ケーブルテレビ契約をされていない方にもご覧いただけるようです。

当園で取材いただいたのはもちろん動物たち。
今年2月4日に生まれた仔牛が、お母さんや昨年生まれのお姉ちゃんと一緒にいるところや2月生まれの仔豚がお母さんと一緒にいるところなど、色々撮影していかれました。
また、今年の干支の羊とえさやり人気ナンバーワンのウサギで、レポーターのお姉さんに餌やりを体験してもらいました。

リハおねがいしまーす














ほんばん行きまーす














動物舎を廻る他に、以前中日新聞で紹介していただいた、「ひつじクラブ」も取材していただきました。
うちで春に刈った羊の毛で、何か作ってみたいと思った人たちの集まった当園ならではのサークル活動です。
ひつじクラブ自慢のひつじ帽子で出演














ピンマイクをつけると緊張する














と撮影していただいたところを紹介してみましたが、うちだけで、半日以上かけての取材でした。
しかし、放送時間は全部で15分、もちろん他の2ヶ所の紹介もあります。
したがいまして、取材の内容すべてが放映される、とは行かないようです。

岐阜市畜産センター公園 奥村

2015年2月6日金曜日

仔牛の赤ちゃんが生まれました

2月4日午後10時30分頃に、黒毛和牛のかぐやが赤ちゃんを産みました。
予定日は1月29日、予定日を過ぎてきたので、3日前から、畜産のリーダーが、夜に巡回に来ていました。
4日は昼間に、いつもは喜ぶブラッシングを嫌がるとか、粘液が出ていたりとか、明らかな出産の兆候があったのでそろそろだろうなとは思っていたそうです。
午後11時に牛舎に入ったら、ちょうど赤ん坊がお母さんにペロペロ舐められていたので、出産推定時刻は10時30分。

牛だけでなく、うちの家畜みんな、出産に人が手を貸すことはありません。
自分で気張って生みます。
出産後心配なのは、お乳です。
お母さんのお乳が出ないと言うことはないのですが、初乳にだけ含まれる抗体があるのに、なかなかお乳を飲み出さない仔がたまにいて、これが心配の種。
飼育員は、自分の目でお乳を飲んでいるところを確認するまで手放しで喜べません。

今回生まれた仔は、お母さんに舐めてもらってすぐにお乳のかぶりついたのでとても安心です。
よく動きお母さんから離れて歩き回ったり活発で、お母さんについて歩いていた昨年生まれのかんなより、活発な感じです。

翌日の午後、獣医さんに立ち会ってもらい、体の大きさを計りました。
このとき、人に触られても、お姉ちゃんのかんなと比べ、嫌がったり怖がったりしなかったので、人懐こい性格かなと思います。

測定の結果は、体重35kg、体高75cm(地面から肩までの高さ)体長80cm(頭からお尻までの長さ)。
黒毛和牛としては平均的な大きさの赤ちゃんです。

かぐやは3回目の出産ですが、相変わらず出産後何日かは目つきが鋭くとても怖い。
生まれてきた仔を写真に撮りたいのですが、外から日の射す小屋の中にしゃがんだ真っ黒の牛の赤ちゃんを遠めで、写真に収めても黒い塊にしか見えません。
形はわからないまでも、目鼻くらいはなんとか














もっと近寄って撮りたいのですが、かぐやは、ブログ用の写真を取りに来たような見慣れない職員には警戒心を露わというより、敵意をむき出しの目つきで迫って来るので怖くて近くまで行かれません。
さすがにいつも世話をしている飼育員には向かってこないので、かぐやの鼻輪を抑えてもらい、動かないよう抑えてもらったその横を抜けて、赤ん坊に近づこうとしたのですが、飼育員を振りほどきはしませんが、もう睨みではすまず、グイッと一歩二歩、左の角を低く突き出して迫ってきます。
その迫力たるやもう、近づきはしましたが、びびってぶれた写真しか撮れませんでした。
こえーよ かぐや














お母さんはとても怖いです。

岐阜市畜産センター公園 奥村