2015年1月14日水曜日

1月13日連休明けの火曜日

1月13日、連休明けの火曜日の畜産センターをご案内いたします。
昨年年の暮れから年始にかけてよく雪が降りとても寒かったのですが、来週は大寒、一年で一番寒い時期はこれから一ヶ月です。
こういう寒い時期、うちのような屋外施設はお客様が少なくなります。
でも、ご家族みんなの運動不足解消のため、寒いところをちょっと我慢してご来園頂ければ、意外と動物の姿もご覧いただけますし、芝生広場は、空いていて貸切みたいにお使いいただけます。
ハイキングコースも冬なりの楽しみもございます。

 13日は、とてもよいお天気でしたが、風が強く、寒い一日でした。
ひなたぼっこには不向きかなと思いますが、豚や牛は畜舎の軒先のコンクリートの床に寝転んでいます。
風はあっても、コンクリートの床が日差しを浴びて暖かくなっているようで、それが気持ちがいい様子。

若いかぐやはとても臆病で柵外の人の気配で驚いて立ち上がりました。
 豚たちは皆でごろんと寝そべって、ピクリとも動かず、まるでバナナ園のワニみたい。
1頭だけで寝ていると死んじゃったかと心配になります。
 生後間もない仔豚たちの畜舎の部屋には、蛍光灯みたいな電気ヒーターを入れてるので、仔豚はみんなそこで寄り添ってヌクヌクしていることが多いです。
でも、運動場へ出る扉が開けてあって、柵の外からでも、そこめがけて手を振ってやると、チョロチョロ顔を

出している好奇心の強い豚が誘われて出てきます。
すると釣られて他の仔もぞろぞろ出てきて、誰かが地面を掘り出すと全員で穴掘り。
穴掘りに夢中になると寒さは気にならないようで、結構長い時間外にいます。
2頭くらい誘い出せればみんな来ます。
 豚は相当な近眼らしいので、仔豚を外に誘い出したければ、手は大きく振るのがポイントです。
大声で呼ぶと驚くので、あまり呼びかけず身振りで誘うのが良いと思います。
仔豚と目が合ったら是非一度試してみてください。
おとなの方が無言で、豚舎の前で無言で、ゆらゆら揺れていると周りの目が気になることもあると思いますのでお子さんと一緒に手を振ることをお勧めします。
午後からは、お母さんとお子さんの親子連れが何組か動物たちを見に来ていらっしゃいました。

芝生広場は、どんなに寒くても、午前中早い時間は、散歩のご常連をお見かけします。
しかし、昼間はいくらお天気が良くてもお弁当を広げるのにはちと寒い。
連休中は、凧揚げのお客さんがいらしていましたが、平日に公園に来られる年齢のお子さんに凧揚げはまだ早い。
と言うわけで、平日昼間の芝生広場はひと気がありません。
今なら貸切り

でも、よちよち歩きのお子さんには、茶色くなって冬眠中とは言えフカフカの芝は、転んでも痛くありません。
また、乾いた芝は、コンクリートの床ほどでは無くとも、天気が良ければい日差しも取り込みいくらか暖かく感じられると思います。
芝生広場を自由に歩いたり転んだりすれば小さいお子さんには良い運動になって、夜もぐっすりと言うような効能が期待できないでしょうか。
お弁当ご持参ならば、ビジターハウス1階にテーブルといすがございますのでそちらでお召し上がりいただけます。
寒いことは寒いですが、屋外で、人ごみでもないので、風邪をうつされる可能性は低いに違いない。
親子でちょっと気晴らしに、冬のピクニック、いかがでしょう。

バラ園から続く小道を少年の家を越えて左折、ハイキングコース入口にサザンカの並木があります。
花はもうあまり咲いていませんが、足元は花びらがピンクの絨毯で、その先並木を抜けると落葉の絨毯に変わります。
寒いので花びらが長持ちするような気がします。
落葉の絨毯には、ちょっと変わった形のまつぼっくりやドングリが混ざって落ちています。
木の実なんかを拾おうとしゃがめば、絨毯の落葉にさまざまな種類があるのに気がつきます。
歩くたび、冬のハイキングコースは、足元に小さな発見があります。
バラの蕾のようなまつぼっくり
一方見上げれば葉の落ちた森の空は春や夏より高く、青く、開放感があります。
冷たいけれど清涼な冬の空気を胸いっぱい吸い込める山歩きは、チラホラですが毎日人影があります。
葉が落ちて、青空が広がっています
公園はとても寒いですが、野外ならではの四季の変化があり、季節で変わる動物たちのの暮らしがあります。
寒さを楽しみに、大寒の公園にも、ぜひ一度お越しください。

岐阜市畜産センター公園 奥村