2013年2月14日木曜日

おやつ

飼育員の業務日誌に、ここのところ、「おやつ」という言葉が良く出てきます。

「おやつ」てなにと聞いたところ、年明けに、パンジーと植え替えてとってある葉牡丹を「おやつ」と呼んでるそうです。
おやつと言われりゃ旨そうな気が…















おやつと言うくらいだから、「豚大喜び」みたいに、動物たちに大歓迎されてるのかなと思ったのですが、そこまでのテンションで迎えられてはいないようです。

飼育員のみんなに、葉牡丹はそんなにおいしい?と聞いたら、最近は、チョット飽きてきたみたいとのこと。
最初はケッコウ喰い付きが良かったそうですが、、だんだん食べない子が増えてきてる様子。

豚は、葉牡丹も良く食べますが、もともとが、好き嫌いの無い良い子ぞろい。
くるもの拒まず、出されたものは何でもペロリ、葉牡丹じゃなくても大歓迎。
おまけに、最近飽きちゃったのが一頭居て、やらかいとこしか食べず、芯は残す。
生意気なんで、やらないでおこうと思っても、要求だけはブイブイ強行。
最近あんた評判が悪いよ。

木曽馬は、風恋というお母さん馬は、はなから食べませんでしたが、他は割合良く食べる。
それが、最近、風恋が食べないなら、そんなおいしくないのかなという感じで他の馬まで敬遠気味になってきたそうです。

ヤギは、変わらずよく食べますが、羊は誰も食べない。
ミニチュアホースは、食べたんですが、お腹を壊す子がいたので、やらなくなりました。

最近、全般に、葉牡丹に飽きてる様子なんですが、2、3日やらないでいると、また良く食べるようになったりするそうです。

動物の食生活と言うのは保守的で、目新しいものは敬遠するのかなと思っていたのですが、わりあい新しい物好きの一面もあるようです。

と言うことで、知らないものも食べてしまうので、お腹を壊す危険もあります。
お客様、どうやら、食べちゃいけないものの判断はうちの子たちには無理みたいなので、くれぐれも、勝手にえさやりはしないようにお願いします。

結局、おやつと呼んでいるのは、いつも飼料をやっている時間以外に、少し、飼料以外のものをやると言う意味で、葉牡丹が特別旨いわけではないそうです。
おやつにするほど旨いのかと、つられてかじったりしないでよかった。