2014年7月1日火曜日

半夏生

ビジターハウス脇の水路の上流、花菖蒲園の手前にハンゲショウがたくさんあります。
夏至から数えて11日目を半夏生と呼ぶそうですが、その名の由来の諸説のなかにハンゲショウの葉が白くなる時期だからというのがあるそうです。

今年は7月2日が半夏生の日。

みずみずしい緑の地に、舞妓さんの襟足のきめ細かな白粉を重ねたようなハンゲショウの葉は、7月1日現在見ごろを迎えています。

夏は、日あたりの良い場所のサルスベリの赤やネムノキのピンクが目立ちますが、半日陰にひっそりと咲くハンゲショウの白と緑の涼やかなコントラストも夏らしい色です。

ここ椿洞あたりの今年は、空梅雨気味で天候不順な気がしますが、季節の変化で白く化粧するハンゲショウは、この夏も正確に暦を刻んでいます。
今年も、大局的にみれば、我々が暑いの寒いの言うほどには変わらない、例年通りの梅雨半ば、かもしれません。
半日陰の湿地 蚊に注意
岐阜市畜産センター公園 奥村