2014年3月28日金曜日

マタニティーブルー?

 3月11日生まれのオスの仔ヤギは「ごろう」と命名。
とても元気で、畜舎の小さな運動場をピョンピョンはねています。
それに比べ、お母さんのチーズは、産後エサの喰いが悪く体調が少し心配。
獣医さんに体調を見ていただきましたが、熱は無く何か明らかな原因は見つかりません。
初産なので、もしかしたらマタニティーブルー?

チーズの体調も心配ですが、お母さんなので、お乳の出のほうも心配になります。
幸い、というか健気にもというか、お母さんが食べないでも、お乳は当分変わらず出るそうです.

でも、出産直後からなので体調不良もそこそこ長い、やっぱりお乳の出は心配。
2、3日前、お乳を飲み終わったところで、ごろうのおなかを触ってみると、満腹でパンパンとは言えない感じ。
さらに長引くようなら、母子ともに心配と飼育員は気を揉みます。

幸いきのう、3月27日にはチーズがモシャモシャ草を食べているのを飼育員が目撃。
エサ箱を夕方確認すると、やっただけ食べていたので、ホット安心。
今日28日朝、飼育員がチーズのお乳の出を確認しました。
ヤギの乳房は二つ。
飼育員がピョンピョンじゃれ付く、ごろうを避けつつ搾ってみると、大変よく出る。
やれやれ、一安心。
お乳が出すぎてあまったら、チーズが作れる。
というのはうちではまだ、ハードルが高い。

今回は動画で、撮影下手だけど。

https://www.youtube.com/watch?v=ms45HF9O9Vk

岐阜市畜産センター公園 奥村

ギフチョウが舞いました。

きのう午後3月27日、ハイキングコースでギフチョウを見ましたと情報提供いただきました。
教えてくださったのは、自然観察会や面白いもの発見講座など当公園をフィールドにした自然観察会の講師をお願いしている、「NPO法人 ふれあいの森自然学校」メンバーさん。
そして、今日28日、メールいただきました。

「裏山を散策して椿の森の尾根道でギフチョウに遇いましたので4姿送ります。
ご需要があればご利用下さい。
カタクリの所でも飛び回っているとの情報もあります。
私としては、昨年より1週間ほど早い出遭いになりました。」

ということで、写真もバッチリ。















つぼみも開けば、蝶も舞う、ついでにピンクの仔豚(春の日差しで焼けました)も走り回る、春の公園にお越しください。

岐阜市畜産センター公園 奥村

2014年3月26日水曜日

サクラはまだか

3月24日 中国・関西地方に先駆けて、愛知・静岡とともに岐阜県に開花宣言が出ました。
ここ椿洞は、市内と比べるとちょっと寒い。
先週末21日春分の日には、お昼前の一時間くらいでしたが、冷たい風とともに雪が舞い、来園のお客様が一気にお帰りで、駐車場がガラガラでした。

その後の2連休のお昼間は、外歩きも楽しい、よく晴れた日差しの暖かい日となりましたが、朝の冷え込みはまだ厳しい。
ですからもうそろそろと、サクラの蕾が気になり始めたのが連休明け。
ところが、24日には、公園の春を探しに出かける前に気象庁の開花宣言。

秋の日はつるべ落としといいますが、三寒四温といいながら、春の日の陽気も、こちらの気持ちより早く、駆け足でやってくるようです。

という訳で、25日午後の当公園のサクラの状況を見回りました。
大体はまだもう少し













中にはほころび始めたものも














園内の大半の蕾はまだ固く、開花にはまだ少しというところですが、例年他のサクラに先駆ける、バラ園の奥、少年の家前の1本に花びらが一輪。
ここだけ少し早い、少年の家前














26日朝の雨は、たぶんサクラの開花を促します。

テレビの開花予想のニュースを見ていると、指標になるサクラに五輪咲いたら開花宣言、その後1週間ではや見ごろ、という感じ。
うちの見ごろまで、あと10日、今週末はちと早く、来週末ならまさしく見ごろ。
だと良いなと思いますが、開花の予想をするような技量はございませんので、25日午後現在の写真をご覧いただいて皆様のご判断で。

ここだけなら開花宣言














よろしくお願いいたします。

岐阜市畜産センター公園 奥村

岐阜市乗馬会より

岐阜市乗馬会より、2月に乗馬施設に仲間入りした馬、ヴァイパーを紹介します。

ヴァイパーは、白い馬体にダークブランのブチが入った、ちょうど101匹ワンちゃんのダルメシアン見たいなユニークな模様(ブチ毛といいます)の馬です。
こんな模様なので、馬場に出ていれば、乗馬施設前の駐車場からでも一目でわかります。
年令は19歳。
ここの前の乗馬クラブでは、障害物を飛び越える競技会に出場していた馬術競技用の馬ですが、平均寿命が25歳、30歳が長生きといわれる馬の世界では、そこそこ高齢なので、 競技会は引退。
うちでは、初心者のレッスンや曳き馬など体力的に負担の少ない仕事をしてもらいます。
とてもよく言うことを聞いてくれる、従順で大人しい馬なので、ぴったりの仕事になるだろうと思います。
キリンみたいという感想もいただいております。













西部劇でカウボーイが乗っていそうな雰囲気の馬なので、乗馬に馴染みの無い方には、何のことだかだと思いますが、乗馬をするもののこだわりで、スタンダードなブリティッシュ鞍(ヨーロッパ式)では無く、ウエスタン鞍(アメリカ式)を着けてみました。
ウェスタンは模様などが派手め














馬の体力から、曳き馬や初心者乗馬の体験は、1日に1回とたくさんの方にご利用いただけないので申し訳無いのですが、調教などで馬場に出すこともありますので、ヴァイパーを駐車場から見かけたら、乗馬施設正面入り口の車止めの柵を抜けて木造の事務所にお越しください。
馬の体調や騎乗の予定で、いつでもご覧いただける環境ではありませんが、乗馬会のものがおりましたら、鞍の違いや、ブチの模様など、都合の付く限り、よくみえるところでご案内致します。

初心者のレッスンや曳き馬、見学をご希望のお客様には、
岐阜市乗馬会 ℡(058)295-5608 午前9:30~午後3:00受付
まで予めのお問合せを頂ければ、予約状況などを確認しながらスケジュールの打ち合わせをさせていただきます。
馬の体調しだいですが、偶にはこんなことも














なお、乗馬の馬はみんなとても臆病で、音には大変敏感です。
些細な音にも、驚いて、人に怪我をさせる危険がありますので、施設には、お静かに、ゆっくりと歩いて入場いただくようお願いします。

岐阜市乗馬会 大川

2014年3月25日火曜日

ヒツジのセーター

昨年の5月にヒツジの毛刈りをしました。
そのときの刈った毛を広報ぎふでお知らせして、1kgずつ10名の方にお譲りいたしました。
そしたら、21日木曜、そのとき羊毛をお譲りした中のお一人が、こんな風にセーターが出来ましたとその毛で編んだセーター2着を持って、事務所を尋ねていらっしゃいました。
バックが悪くてすいません














お譲りしたのは刈ったそのままの原毛。
ヒツジはお風呂に入れてないし、シャワートイレも使わないので、1年間の色々な汚れがご想像以上にたくさんついていますし、ヒツジの匂いもかなり強い。
こちらのお客様が、2kgの羊毛を持ってらっしゃるは、実は、想像以上の原毛の汚れとにおいに他の当選なさったお客様が、たじろいでお譲りになったという経緯からでした。
と言うことで、2口2kgを持っていっていただいていましたので、1kgで1着のセーターが出来たということです。
こちらのお客様も1月ほどは、2kgの羊毛をさてどうしようかと思案しつつ、ガレージに保管なさっていたようですが、匂いがきつくこれは早いとこ何とかしなければと行動を開始。

羊毛を洗って、汚れを取るのには何度も繰り返し手洗をしなければいけなかったそうで、ここのところが、時間も体力的にもいる大変な作業だそうです。

洗濯が終ると次はカードかけ、これには専用の器具が要ります。
ネットで市内で探し、カードがけの器具とその後の糸を紡ぐ糸車を時間貸しで使わせてくれるお店を探し出し、忙しい日常の仕事の合間の時間を使って少しずつセーターをお見上げついに完成となった次第。

2着目














和裁を長くやってらっしゃるそうですが、毛糸の編み物はまだ初心者と仰います。
こんな素敵なセーターを2着も編み上げられたコツは何ですかとお伺いしたところ、根気が一番、根気には自信がありますと教えていただきました。
帽子もあります














確かに、根気があれば成し遂げられたことは、たくさんあっただろうなと遅すぎる反省をしつつ、もう一度素敵なセーターをじっと拝見いたしました。
根気のかたまり

2014年3月19日水曜日

春はどこから?? 

うちのソメイヨシノの開花にはもう少し間がありますが、昨日の雨から一転、快晴の第三水曜日は「森の観察会の日」です。
10月から初めて6回目、リピーターの方も初参加の方も、はじめての春の観察会です。
今回のテーマは『春はどこから?? 椿洞に咲いている花探し』
春の花といえば「黄色」と講師の中山先生
山に春を告げる、マンサク、サンシュユの鮮やかな黄色。
庭のレンギョ、山間の道沿いのヤマブキ。
野に咲くタンポポ、土手を飾る菜の花。
ドドンと咲いてパッと散る花火みたいなソメイヨシノの迫力で、春はピンクな印象ですが、ゆっくりと山を散策すると、違った春の色が見つかるようです。

最初、15名で始まった会が、本日は30余名、春ですというところももちろんありますが、この会が定着してきたという手ごたえも感じております。
散策前のご挨拶














4月も第三水曜日、16日、10時から2時間ほど公園のハイキングコースを巡ります。
4月のテーマは『春をいつ探すの?今でしょ!』と引き続きの春押し。
キャッチコピーは満を持しての「いまでしょ!」押し。

事前予約は必要ありません、その日の気分で自由に参加いただけます。
中山先生の楽しいお話を聞きながら、春の公園にいらしてください。

散策後の質問タイム














※    前日17:00時点で降水確率30%以上の場合は中止いたします。
電話で天気予報を聞く場合、「177」は「イイ(1)天気にナレ(7)ナレ(7)」で確認をお願いします。
ピッ(1)ピッ(1)ナンジ(7)の時報「177」とお間違えの無いように。
と中山先生から番号の覚え方も教えていただきました。














講師の中山先生は、 「NPO法人 ふれあいの森自然学校」の代表を務めていらっしゃいます。
当公園でも、この会以外でも、多彩な講座を開いていただいています。
そして、市内のほかの公園でも講座を開いていらっしゃいます。
是非、「NPO法人 ふれあいの森自然学校」のホームページも御覧になってください。
http://www.gifu-fureainomori.com/index.html
活動報告ブログはこちら
http://blog.goo.ne.jp/sizengakko

岐阜市畜産センター公園 奥村

2014年3月12日水曜日

当公園のエサやり体験をご案内します。

当公園のエサやり体験をご案内します。

時間は午後1時30分から。
所要時間は、30分から1時間程度。
金曜定休の予約制(年末年始はお休みします)。
予約は、平日の月・火・水・木は当日の正午まで、土日と祝日は休前が始まる前日ウィークデイの正午までに直接お越しいただくか、058-214-6333までお電話でお申し込みください。

3月11日は、午前中に2組のお申し込みをいただきました。
どちらもお母さんとお嬢さんのペア。

最初はウサギで肩慣らし。
お子さん二人は、怖がらず、ウサギも怖がらせず上手にエサをやれました。
仲良くしてます

おなかがふくれた


























その次はミニチュアホース。
大人しい2頭なので、柵の中に入って直接エサをやってもらいました。

うちの動物たちは、奈良の鹿みたいに図々しくないので、小さい子が入ってきてもエサのバケツをひったくったりしないのでご安心を。
ただまあ、小さい馬といっても、普段目にする犬や猫よりはそうとう大きいくて、もちろんお子さん方二人よりは目線が上.
と言うわけで、小さい二人は、ちょっと…怖い、わけではないですが、初めてということもあって、多少ためらい気味。
でも、お母さんやうちの飼育員から誘われてコワゴワ…では無く、ちょっとためらいがちにニンジンをあげられました。
怖がってはいない














次はヤギ、こちらは無難に柵越しにエサやり。
柵越しは気楽














こでえさは無くなりました。
上手にやれたので、早く終っちゃいました。

そこで、今度は畜産センターバックヤードツアー。
普段は入れない畜舎に入って、牛や馬を見てもらいます。
最初の見学は、木曽馬です。
放牧場の柵越しに見るのと違い厩舎で間近に見るとでっかい動物です。
特に顔がでかい。
そのでかい顔が柵の間からニュッと出てくると、飼育員が付き添っていても、さすがに気軽にさわる気にはならない。
怖くは無いけど、今日は様子見、ちょっと離れたところで観察だけして、さわるのは今度来たとき。

二人とも怖くない証拠に、次の動物を見に行こうという意欲はなくならず、ロバのワビ助のところで、ほんのちょっと毛を梳いてやり、牛舎の中で牛をじっくり観察し(鼻先を触るのは今度にするそうです)全部回って40分くらいでエサやり体験は終了しました。

また来るねとお別れしたので、楽しんでいただけたと思います。
今度来てくれたら、木曽馬にエサをやってみよう。

エサやり体験参加の際は、動物たちの部屋に入ります。
そのときに消毒槽に靴底を浸して消毒しますので、お子さんも保護者の方も濡れたり汚れたりしても良い靴でお越し願います。

岐阜市畜産センター公園 奥村


ヤギが生まれました

3月11日、ヤギのチーズが赤ちゃんを産みました。
初産です。

よろよろしてますが、生まれてすぐ立ちます














無事生まれると、次に飼育員が心配するのは上手にお乳が飲めるかどうか。
赤ちゃんのヤギは生後、初乳を飲むことによって、母ヤギの免疫抗体をもらいます。
ですから、なるべく早くお乳を飲み始めて欲しいと思うわけです。
ところが、母ヤギの中に、おっぱいを吸いに来る赤ちゃんから逃げたりして、お乳をうまくあげられない、子育ての下手なお母さんがたまにいるので、赤ちゃんがうまくお乳をもらっているのをを確認しないうち、飼育員は赤ちゃんが無事生まれたのを手放しで喜べないようです。

チーズ親子の場合、生まれた日の午前中は、授乳の現場をまだ誰も見ていませんでした。
でも、午後から赤ちゃんだけを部屋から出して体重を計った後、お母さんヤギのいる部屋に返したらメーメー言いながらチーズのお乳をくわえにかけて行きました。
体重3.3kg まあ標準














お母さんのチーズは、お乳をくわえやすいように後ろ足をひょいと上げて、赤ちゃんをお乳に誘います。
それから、お乳に吸い付いた赤ちゃんを私たちから隠すように部屋の隅っこに誘導し、赤ちゃんを守るようにして上手にお乳をやっていました。
かばうチーズ














チーズの初産とは思えないお母さんらしさに驚きもし、感心もし、何よりほっとした授乳の風景でした。

飼育員の話だと、チーズはお乳を少し飲んだだけでしゃがんでしまう赤ちゃんを鼻先や前足を使って起こし、立ち上がった赤ちゃんの前に横腹を持ってきて、足を上げてお乳に誘いと、たくさんお乳を飲ませようと頑張っているそうです。

ひと月くらいして、親子が人に慣れてきたらお客様から見やすい畜舎に引越して山羊の親子を見ていただけるようにする予定です。

岐阜市畜産センター公園 奥村

2014年3月10日月曜日

ロバの引越し



12月に生まれた黒毛和牛を離乳のため隣の部屋に移すことになりました。
今移動先の部屋にいるのはロバのワビ助です。
ワビ助を空いている部屋に連れて行きたいのですが、ワビ助には無口をつけられません。
うちの動物全般、部屋を移動するとかで環境が変わることは、嫌いなようで、無口をつけて引っ張らないと動いてくれません。
でも、ワビ助は無口を見るなり逃げ出しますし、無口を持って近づくとお尻を向けて蹴ってきます。
そこでワビ助は、今いる畜舎と放牧場でつながっている隣の畜舎のペイペイの部屋に行かせる事になりました。
ペイペイは無口を嫌がりますが、逃げたり暴れたりしないので、ご苦労様ですが、ペイペイに無口をつけて、園内を歩いて少し離れた畜舎の引っ越してもらうことになりました。
無口装着中 もちろんペイペイ














 でも、ペイペイだって部屋を出されるのが好きでは無いのは同じ、たぶん引越しで、簡単に動いてはくれません。

そこで、今回の引越しをスムーズに完了させるために、畜産リーダーは、1ヶ月以上前から、ペイペイを無口をつけて散歩に連れ出し、引越しの練習をしていました。

ペイペイは大人しいロバで、散歩の練習中も暴れないのですがでも動きもしない。
畜舎を出て5mも進むともう足を踏ん張って押しても引いてもびくともしなくなります。
馬のなかでは小柄な木曽馬と比べても一回り以上小さな体ですが、それでも200kgあるので、こうなったら一人や二人の力ではびくともしません。
あとは、気が変わって歩き出すまで待つよりしょうがない。
最初の頃は30mの散歩に30分かかりました。

そんな気の長い散歩を地味に続けて1ヶ月ちょっと、ついこの間は引越し先までの道のりの半分くらいは歩くようになりました。
と言うことで本日の引越しのメインはペイペイの畜産センター公園縦断(はちょっとおおげさ)。

そしてお引越し当日。
リーダーに無口をつけられるときにけっこう抵抗したときから嫌な予感はしました。
たぶんペイペイも普段見慣れないやつがカメラ持って部屋に入ってきたときに嫌な予感がしたんだと思います。
この一月の練習の成果はどこへやら、部屋を出た途端に動かない。
リーダーが手綱を引っ張ると足を踏ん張る、緩めるとちょっと歩く。
補助についた飼育員がわき腹をコチョコチョするとくすぐったいのかまた進む。
散歩の練習のときと違い、外野がうるさいから動かないかと思って、カメラマンは離れて見守りましたがこれは効果なし。
そこで、ペイペイのほうはあまり刺激せず、二人くらいで気長に移動してもらうことにして、ほかはワビ助の引越しに回りました。
動きませんが、蹴らないのでありがたい
















ワビ助は、ペイペイが外に出されたのを観たところでもう興奮気味。
グヒィーだかヴォフユーだか畜産センターの動物たちの中でも一番大きく個性的な鳴き声を上げ部屋の前の小さな運動場をロデオの暴れ馬みたいに飛び跳ねていました。

こっちも手こずりそうな予感がしつつ、部屋から続く放牧場のゲートを開け、引越し先の畜舎につながる放牧場の境のゲートも開けると、興奮したワビ助は、こっちが何もしないうちに、追い立てられるように駆け出して、二つのゲートを勝手に抜け、引越し先の放牧場に駆け込みました。
なんだか飛んで火にいる夏の虫みたいにあっさり引越しは完了。

とは言え、ワビ助の引越しが簡単だったと言っても、じゃぁペイペイどっちがお利巧かといえば、抵抗はしても暴れないし、逃げもしない、じっと動かず非暴力のペイペイのほうがやっぱりお利巧だと思います。
蹴ったり走ったりされたら危なくて近寄れません。
ワビ助の引越しは、部屋に迷い込んだスズメが偶然どこにもぶつからず窓から出て行ったような幸運でした。

ワビ助の引越しを見届けてペイペイのところへ戻ってみると、さっきよりは進んでいるけどまだ先は長いという状況。
押されたり引っ張られたりしているうちにどんどん嫌気がさして、もう絶対に動くまいと決めたようで、腰を落として踏ん張りもう一歩も動いてくれません。

そこで不本意ながら北風作戦を強行。
たくさん人を呼んできて、落とした腰を持ち上げて半ば吊り上げるようにして押しつつ引っ張る。

動いてください
















とは言え、あんまり無理をさせるのも可哀相なので、こまめに休憩を入、ニンジンでご機嫌をとっての太陽戦略も併用。(まぁご機嫌は最後まで直りませんでしたが)

最後は8人がかりで引越し先に到着。
ロバも人も怪我無く終ってホット一息。

あとは、ペイペイのご機嫌が治るのを待つのみです。
これからご機嫌をとって行きます