2013年11月25日月曜日

黒ウコッケイの雛誕生

畜産センター公園では、卵を孵化させるにあたり、孵卵機という機械を使用しています。
一定の温度と、湿度を保ち、卵を自動で転卵してくれるという優れものです。

かなりの年代物でしょうか?

ファンが勢いよくグルグル回っています。
 11月20日黒ウコッケイの雛が誕生しました。
しかし、誕生には上記の便利な機械は関わっていません。

2羽のお母さんが約21日間、じっと抱いて温めた卵から誕生しました。

ピーピーと元気です。
おなかの下にはまだ卵があります。

家畜飼育リーダーの「抱卵させて産ませてみようか!」という一言で、いつもは採ってしまう卵をそのまま巣箱に残したまま、様子をみました。
お母さんウコッケイは、餌を食べたり水を飲んだりするとき意外は、片時も巣箱を離れようとしません。一生懸命温めます。
卵をおなかの下から取り出して離れた所に置いても、くちばしを器用に使い、せっせとおなかの下にセットし直します。
孵卵機の中で孵化した雛を新たに鶏舎の中へ導入してもメスたちはうまく子育てをしてくれません。自らせっせと、温めた卵から誕生する雛だけを育てます。

第一発見者の職員が撮った写真です。

今後もお母さんウコッケイが上手に餌の食べ方や水の飲み方を教え、子育てをするようです。
早くお母さんの後をついて歩く姿を見てみたいですね。
みなさまにも、雛の成長と子育てを見守って頂けると幸いです。

岐阜市畜産センター公園飼育職員 丸山