2013年3月2日土曜日

芝生の養生のため芝生広場を閉鎖いたします

芝生の養生のため、3月1日金曜日から4月27日金曜日まで、芝生広場を閉鎖いたします。
ご迷惑をおかけします。
よろしくお願いします。














ほぼ、2ヶ月の間芝生広場を立ち入り禁止にして、芝生の養生をするわけですが、養生とは、具体的に何をするのか、簡単に説明させていただきます。














まず、サッチの除去を行います。
サッチというのは、芝を刈ったときの刈りかすや枯れた芝の葉や茎それから根等を言います。
夏に何度も芝刈をしています、其のつど、スイーパーと言ういわば掃除機で察知の吸い取りを行っていますが、芝の葉の間にはどうしても、サッチが残ります。
サッチは、たまると水はけを悪くしたり、病気の原因になったりするので、なるべくきれいに取り去りたいものです。
掃除機で吸い込むだけでは、掃除しきれないので、養生期間中に、バーチカル・モアと言う機械で葉の間からサッチを掻き出します。

次に、芝生面に穴を開けるエアレーションを行います。
この作業は、一年の間、人に踏まれて硬くなった地面に穴を開け空気の通りを良くするとともに、地中で絡み合った根を切り、新しい元気な根を伸ばす効果があります。

芝生広場の入り口や、真ん中あたりの通りやすい場所は人に踏まれて、窪んで低くなった場所があります。
こういう場所は、エアレーションも念入りにして土をほぐすとともに、目土をまいて高さを調整します。
夏に、虫に喰われて、芝が無くなった場所には、新しい芝を植えなおします。
そして、新しい芝が元気に育つよう、広場全体に、肥料をやって、目土をかけます。
早速機械を準備しています















芝は、どちらかと言えば踏まれることには強い植物です。
しかし、利用が多くなり踏まれる頻度が高くなると、土が硬くなり、水や空気が土の中に入難くなり、根が傷みます。
もっと踏まれれば、葉が擦り切れて無くなり、土が削れて、芝生がはげることもあります。
直さなければいけない場所はこんなところ















この時期、芝生を休ませて、栄養を与え、土壌を回復させると、乾燥に強く、踏まれても傷み難い、芝生とその芝生を支える地盤ができます。

広々とした芝生広場を使えず申し訳ありませんが、初夏から秋にかけて心地良い芝生広場を楽しんでいただくためご協力をお願いいたします。
養生期間中は、時計塔下の芝生をご利用ください