8月8日から10日めで、5月に刈り取った羊の毛の譲渡を行っています。
お譲りする羊毛は2種類、顔の黒いサフォークと全身白いコリデールです。お一人1kgどちらかの原毛を選んで持って行って頂きます。
黒い顔のサフォークは、肉用種で、コリデールに比べ、毛足が短く、毛に含まれる油分が少なめで、1頭あたりの羊毛の収穫量は少ない羊です。
顔も体も白いコリデールから取れる毛は、毛足が長く、油分大目で縮れています。縮れた毛で、量も多いので、見た目、サフォークよりコリデールのほうが体型がモコモコしています。
お譲りする原毛は、毛刈りをしたそのままの状態なので、毛糸として使うためには、いろいろ手間がかかります。
毛糸の中の異物とり(畜舎に敷いてあるオガクズとかほこりとか)、モコモコの毛で年中野外ですからそれなりにいろんな物が付いています。
その次は、毛糸の洗濯、1年着替えないで外に居たんですからこれも大変。
うまく洗えたら、今度はその毛を梳く、本来は梳くための器具が必要ですが、犬用の櫛で梳くことも出来る…らしいです。
という具合に
なかなか大変な工程が待っています。