2014年6月12日木曜日

仔豚の去勢

6月10日火曜日に、日曜に生まれたオスの仔豚の去勢を行いました。
去勢しないオスは、成熟すると「雄臭」と呼ばれる匂いがあり、肉や肉の加工品(ソーセージなど)にその匂いが移ります。
この匂いは口に入れられないほど不快だそうで、食肉としての価値が著しく落ちるようです。
食肉として育つオス豚に、去勢は避けて通れません。

そして実は、去勢はオス豚だけの運命というわけではありません。
うちのホルスタイン2頭も去勢。
肉豚と同じ理由で、肉牛もほとんど去勢して飼います。

さらに、乗馬の6頭も去勢されたオスです。
オス馬は、競走馬から乗馬に転用される場合、たいがい去勢されます。
去勢したオスに「せん馬」という呼称があるのは、たぶん去勢がよく行われている証でしょう。
馬の場合、気性が大人しくなること、発情期に興奮しなくなることなど飼い易く乗りやすい馬にするというのが主な目的です。
そしてもちろん、オス豚、オス牛も去勢したほうが飼いやすくなります。

山羊、羊の去勢は一般的ではないようです、うちでも去勢はしていません。
体が小さいので、オスもそれほ危なくないからだと思います。

牛や豚はは去勢されてかわいそうだと思いますが、ペットの犬や猫も不妊のための去勢手術を勧められたりしているので、人に飼われる動物には去勢はついて回るものなのでしょう。

という訳で仔豚の去勢の現場ですが、やらなければいけないことはやらないといけない、可哀そうなと現場でしり込みしてもしょうがありません。
なるべく仔豚に負担をかけないよう、速やかにさっと切って、ピッと取って、シュッと消毒液を塗ってハイ次と手早く済ませませました。
ちょっと我慢してね