1月7日新年最初のエサやり体験のお客様をお迎えしました。
年末と同様、ウサギ、ヤギ、木曽馬の順番で回っていただきました。
ウサギは相変わらず臆病ですが、ニンジンをひったくって逃げたりせず、その場で手渡しのエサを咥えて食べたりもしました。
最後はまた棚の下に追い詰められてえさを貰っていましたが、少し人慣れをしてきたかなと思います。
ヤギの親子。
お母さんは、エサやりのついでに体を触っても嫌がりません。
それに比べると仔ヤギは、手渡しでエサは食べるけれど、触れられたらビクッと身を引きます。
まだ、触られても平気というだけで、特別愛想は無いですが、エサ目当てでも寄ってくるだけ、ウサギよりエサのやりがいはあります。
最後の木曽馬は、ヤギと比べて相当体が大きく、それ以上に顔がでかい、口もでっかい。
近くで見ると、迫力があり、小さいお子さんには、ちょっと怖くて厩舎に入れない子もいらっしゃいました。
でも、我々が近づくと、柵越しにニュット顔を出してくる様子が可愛らしく、怖がらないお子さんや付き添いの保護者の方々にはとても好評です。
もちろんエサ目当てなところはあるのでしょうが、積極的に首を伸ばして向こうから寄ってきてくれると、エサばかりが目当てではないような気がします。
人が好きというか、かまってほしいというか。
人懐っこさを感じます。
そんな、馬たちの、醸し出す、皆さん嫌いじゃないよと言う雰囲気が、お客さんに喜んでいただける理由かなと思います。
木曽馬舎を出ると、隣に豚の放牧場があります。
遠くでデロンと寝転んでいる豚たちに、うちの飼育員が声をかけるとタッタカ走って寄ってきました。
飼育員の前でブイブイ鼻を鳴らします。
エサやり体験を終えたお母さんが、それを見てアラ可愛いと仰いました。
いつ見ても放牧場の豚たちは遠いところで寝転んでいるだけ。
愛想の無い豚たちは、いままで、風景に近い存在だったそうです。
それが、一目散に飼育員目指して駆けてくると、それだけで、印象が変わって、可愛いなと思う。
なるほどと思いました。
相手が好意を示せば、こちらも相手を可愛いと思う。
呼べば答えるのが、愛される理由かな。