11月11日午前0時30分(11月10日深夜24:30)黒毛和牛の赤ちゃんが1頭生まれました。
公園でうしの赤ちゃんが生まれるのは初めてです。
予定日を2週間以上越えての出産でした。
体重34kgのオス、平均より少し重いのは、予定日を2週間も超えて生まれたからかもしれません。
予定日をを大幅に超えると、おなかの赤ちゃんが育ちすぎて、出産が困難になり、母子ともに危険ということで、11月9日、
陣痛促進剤を獣医さんに打ってもらいました。
それでも生まれなければ、帝王切開もやむなしという事だったので、われわれ職員は、無事生まれてくれと祈るような気持ちで週末を迎えました。
うちの畜産リーダーは、促進剤を打ってもらった金曜の23時ころに一度、牛舎の様子を見て、土曜の23時2度目で、出産の兆候を確認。
深夜ですが、獣医さんと、畜産のスタッフ全員に連絡。
みんなが集合するころにお産が始まりました。
出産は順調に進みましたが、足が見えたあたりで、お母さんのいきみかたが足らなかったせいか、すぐに赤ちゃんが出てこなかったので、スタッフ二人で、赤ちゃんの足をつかんで、お母さんのおなかから引っ張り出しました。
すぐに、獣医の先生に診ていただき母子ともに順調のお墨付きをいただき、無事出産を終えました。
ただひとつ気がかりが.
赤ちゃんが、おっぱいを吸いにいかないのです。
先生が、赤ちゃんをお母さんのおっぱいまで連れて行っても、くわえようとしません。
日曜日のお昼を過ぎても、一度もお母さんのお乳を飲んでいない様子。
とても心配したのですが、月曜朝には、お乳を飲んでいるところが確認できました。
一同これで安心とほっと胸をなでおろしたところです。
牛舎の窓や柵越しに、赤ちゃんを見ていただけますが、遠足など団体のお客様の声には驚くようで、すぐに牛舎の奥に引っ込んでしまいます。
見学のお客様には、石川遼君のティーショットほどではありませんが、ぜひお静かにご覧いただくようお願い申し上げます。
もう寒くなりましたので、冬の間、放牧はいたしません。
柵越しに見ていただけるのは、牛舎のコンクリートの土間のところにいるときです。
よろしくお願いいたします。