夏が本格的になり、後半に差し掛かってきました。畜産センター公園といえば家畜をイメージする方も多いと思いますが、それに負けないくらい樹木や草花の種類が豊富で、それだけ多くの昆虫を見ることができます。今回は、畜産センター公園に生息している昆虫の一部をご紹介しようと思います。
たとえばこのシオカラトンボのメス、トンボにゆっくり近づき体をよく見れば、その体の模様や複眼の色合いをよく観察することができます。人によっては美しいと感じるかもしれません。
目の前で見ると複眼と口の様子が良く分かる |
中には鳥やカマキリなどの外敵から身を守るために、自分の体の色や形を利用して周辺の草木に溶け込んでしまう昆虫もいます。その一例をご紹介します。
実はこの画像の中に昆虫が一匹隠れている。見つけられるかな? |
皆様もかなり見慣れているおなじみのショウリョウバッタですが、ゆっくり近づき横から見るなど見方を変えれば、迫力も大きいです!
近づいて横から見ると大迫力! |
運が良ければ、この画像のような面白い光景に出会えることもあります。あの危険な昆虫であるスズメバチがあろうことかクモの巣にかかってしまい、それを嗅ぎつけたクモが後からやってきたのですが、クモも予想以上の獲物の大きさにどうすることもできず、お互い動けずじまい…という面白い光景がありました。
これではお互いどうすることも出来ない |
普段は見逃しがちな昆虫も一度足を止めてよく見てみることにより、今まで気がつかなかった面白い発見があります。何か面白い発見を求めての散策や、夏休みの自由研究での昆虫の観察も畜産センター公園は非常にお勧めの場所です。ぜひ一度、畜産センター公園の昆虫たちに目を向けてはいかがでしょうか。
※当公園内では、鳥や小動物・昆虫を捕まえたり殺したりしないで下さい。
編集者:岐阜市畜産センター公園 原