今年は、冬の終わりから初夏にかけ、いろいろな動物の赤ちゃんが生まれました。どの赤ちゃんも母親の後ろを行ったり来たり。そんな赤ちゃんたちをやさしく見守り、子育てをする母親の姿が印象的でした。誰かに教わった訳ではないのに、上手に子育てをする姿は何回見ても感心します。
それでは、今年産まれた赤ちゃんたちを、今現在の様子とともにご紹介します。
2月24日に、サフォーク種のヒツジ「マロン」が「モンブラン(♀)」と「くりのすけ(♂)」を出産しました。
産まれたときの体重は、モンブランちゃんが3㎏、くりのすけ君が2.5㎏でした。しかし、母親のマロンちゃんが子宮脱になって上手に育てる事ができなくなり、飼育員がミルクをあげて育てました。残念ながら、くりのすけ君は3月に死んでしまいましたが、モンブランちゃんは無事に、今では24.5㎏まで大きく育っています。最近は歯が痒いのか、何でもかじりたい盛りで、飼育員の服をかじったり、餌の袋をかじったりと、いたずらっ子ぶりを発揮しています。うめこちゃん(友達のコリデール羊)の事が大好きなのか、ついて歩く姿がよく見られます。
5月20日には、ザーネン種のヤギ「さつき」が「きらら(♀)」と「しょう(♂)」を出産しました。
産まれたときの体重は、きららちゃんが4㎏、しょう君が4.2㎏でしたが、もうすぐ10㎏になります。かわいい小さな角も生えてきました。最近、母親のまねをして、ご飯を食べる練習を始めました。赤ちゃんが乳を吸おうとすると母親がやめさせる動きも見せます。そろそろ乳離れの時期が近づいてきたようです。
6月12日に、黒毛和牛「かぐや」が「要(かなめ ♂)」を出産しました。
産まれたときの体重は、29㎏でしたが、50.5㎏までに育ちました。暖かい日などは外で日向ぼっこをしている姿がよく見られます。母親も4産目になり慣れた様子で子育てをしています。
ほかにも、例年のように子豚やいろいろな種類の鶏のヒナが産まれました。
元気に走り回る子豚 |
種類が違ってもなかよし |
どの動物の赤ちゃんも元気にすくすくと育ち、今が一番かわいい時期です。
運が良ければ、元気な赤ちゃんの姿を見ることができます。赤ちゃんもあっという間に大きく育ってしまうので、今のうちにぜひ会いに来てください。
編集者:岐阜市畜産センター公園 鶴岡