2016年12月17日土曜日

お正月の寄せ植えワークショップが開催されました

 師走に入り、クリスマスの飾りやイルミネーションが街を彩り始めた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?新年に向けてこれから大掃除、という方も多いと思われますが、新年にふさわしい寄せ植えをご自宅に飾り、楽しみながら年末を過ごすというのはいかがでしょうか。
 去る12月5日、畜産センター公園にてお正月の寄せ植えワークショップが開催されました。多数のご応募をいただき、長良園芸様から講師の先生を迎え、にぎやかなワークショップとなりました。

 使用した花材はギョリュウバイ、パンジー、ビオラ、葉牡丹、プリムラ・マラコイデス、ハツユキカズラです。


ギョリュウバイは早春に梅に似た小さな花をつける常緑性の低木です。蜂蜜の蜜源として好まれ、最近美容や健康に良いとされるマヌカハニーのマヌカはギョリュウバイのことを指します。
ワークショップに参加された方々は、講師の先生のお話を参考にされながら、熱心に寄せ植えを作製されていました。


寄せ植えを眺めながら、ご家族やお友達と過ごす楽しいお正月になりますように。


編集者:岐阜市畜産センター公園 波多野

2016年11月14日月曜日

和牛の名は。 かおるです

10月29日の深夜、男の子の仔牛が産まれました
牛舎の真ん中のお部屋で暮らす『かんな』ちゃんの、初めての子です

・体重23.5㎏
・体高(地面から肩までの高さ)約74cm
・体長(頭から尻尾の付け根までの長さ)約80cm
大型犬の成犬とあまりサイズが変わらない、ちょっと小柄な男の子です
一般的な和牛の赤ちゃんのサイズから考えると、もう一回り大きくてもいいくらいですが、そこは無事に産まれてくれただけで万々歳
なにせ、かんなちゃんはこれが初めての出産なのですから

ほとんどの動物は、基本的に夜に出産が始まります
なので牛を担当している飼育員は、『そろそろ産まれるかな?』と予定日が近くなってきてからほぼ毎晩、様子を見に来ていました
難産だったり仔牛が逆子だったりしたときには、手助けをしてあげないといけないこともあるからです
しかし、そんな飼育員の心配もどこ吹く風
様子を見に建物の中へ入ったときには既に出産を終え、羊水で濡れた仔牛を乾かすために体をなめてあげている途中だったそう
安産でなによりです

これから寒さが一段と厳しくなる季節
かおるくんはまだお母さんのかんなちゃんにぴったりとくっついていたり、暖かいヒーターの下でお昼寝したりと、お客さんに見てもらえるお外には出てこないかもしれません
そんな時はまた次の機会、暖かな春に少し成長した姿を見に来ていただければと思います

牛の担当ではない飼育員 横山

2016年10月24日月曜日

遠足シーズン

雨ばかりだった9月から一転し、最近は安定した気候で過ごしやすい日が続いていますね。
今は毎年恒例の遠足シーズン!公園内は多くの園児で賑わっています。


芝生広場へGO!

お昼頃になると皆さん同じ場所に集まってきました。
公園内でイチバンのお弁当スポットである芝生広場です。
まだちょっと日差しが強い日中でも、メタセコイアやケヤキの木陰があるので安心してお弁当が食べられます。
芝生の色は春夏と比べると薄くなっていますが、葉がチクチクしないので寝転がったりするなら丁度良いかもしれませんね。


遠足の子供達が喜んで拾っていくドングリ。
ドングリを拾える場所は限られていますが、今年は例年より落ちている数が多く豊作のようです。

中央のもっさりした濃い緑の木はアラカシです。

まだ緑のドングリがいっぱい!


ビジターハウス裏のアラカシのドングリは、まだ枝に付いている状態。実がかなり密集しているのが分かります。

ドングリにも様々な見た目や大きさのものがあります。
公園内では何種類拾えるのかな?探してみると楽しいかもしれません。


編集者:岐阜市畜産センター公園 木村

2016年9月14日水曜日

公園内のツル性植物紹介!

椿洞でよく目にするツル性植物と、新たに見つけたちょっと珍しいツル性植物の紹介をしたいと思います。ツル性植物と言えば、この時期代表的なヤブカラシやクズのように他の草に絡みつき成長していく植物で、駆除するにも厄介で嫌われる植物と思いがちですが、細いツルや花をよく見ると可憐で、思わずホッとするものもあります。


●ヤブカラシ(藪枯):
繁殖力がとても強く、他の草を駆逐し枯らしてしまうことが名前の由来と言われています。淡いオレンジ色の花には多くの昆虫が集まります。


●クズ(葛):
これも繁殖力が強い。古来よりこの根から採る「葛粉」が有名。紅紫色の綺麗な花を咲かせます。ツルは、乾燥させて輪にすればリースの土台材料になります。


●センニンソウ(仙人草):
白く綺麗な花を咲かせ、実の先に細く白い羽毛状のものを仙人の髭に見立てた事が名前の由来と言われます。


●ツルニンジン(蔓人参):
キキョウ科のツル性多年草。釣鐘状の花が特徴で内側に紫褐色の斑点があり別名ジイソブ(爺のそばかすの意)とも呼ばれ
ています。韓国では薬草として使われているようです。



椿洞では、この他にもノササゲやヤブマメなど、多くのつる性植物が見られます。最近、その中でも特に珍しいツル性植物を見つけました。「コバノカモメヅル」。この名前を聞いた事がありますか?どこにでもある植物ではないため初めて聞く名前かも知れません。

●コバノカモメヅル(小葉鴎蔓):
キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)カモメヅル属のツル性の多年草です。名前の由来は対生する葉の形状からと言われていますが、葉より特徴ある花から名前を付けて欲しかったなぁ~と個人的に思っています。
濃い紫色の花は5枚の細い鋭三角形状で、きれいな星型をしています。本当に、これほどの星形の花は一度見ると何故か印象に残ります。

●そして、なんと!すぐ傍には白色の花を持つ
「シロバナカモメヅル」もありました。現物種を見るのは初めてなので幸運でした!こんなことは滅多にありません!興奮!!


本当に椿洞・畜産センター公園は意外性のある土地柄だと再認識しました。
ただし、畜産センター公園は都市公園ですから植物等の採取はしないでください。

編集者:岐阜市畜産センター公園 雉野

2016年8月16日火曜日

夏の自然を楽しんじゃおう!

 夏が本格的になり、後半に差し掛かってきました。畜産センター公園といえば家畜をイメージする方も多いと思いますが、それに負けないくらい樹木や草花の種類が豊富で、それだけ多くの昆虫を見ることができます。今回は、畜産センター公園に生息している昆虫の一部をご紹介しようと思います。

 たとえばこのシオカラトンボのメス、トンボにゆっくり近づき体をよく見れば、その体の模様や複眼の色合いをよく観察することができます。人によっては美しいと感じるかもしれません。

目の前で見ると複眼と口の様子が良く分かる


中には鳥やカマキリなどの外敵から身を守るために、自分の体の色や形を利用して周辺の草木に溶け込んでしまう昆虫もいます。その一例をご紹介します。
実はこの画像の中に昆虫が一匹隠れている。見つけられるかな?

 皆様もかなり見慣れているおなじみのショウリョウバッタですが、ゆっくり近づき横から見るなど見方を変えれば、迫力も大きいです!
近づいて横から見ると大迫力!

 運が良ければ、この画像のような面白い光景に出会えることもあります。あの危険な昆虫であるスズメバチがあろうことかクモの巣にかかってしまい、それを嗅ぎつけたクモが後からやってきたのですが、クモも予想以上の獲物の大きさにどうすることもできず、お互い動けずじまい…という面白い光景がありました。
これではお互いどうすることも出来ない

普段は見逃しがちな昆虫も一度足を止めてよく見てみることにより、今まで気がつかなかった面白い発見があります。何か面白い発見を求めての散策や、夏休みの自由研究での昆虫の観察も畜産センター公園は非常にお勧めの場所です。ぜひ一度、畜産センター公園の昆虫たちに目を向けてはいかがでしょうか。

※当公園内では、鳥や小動物・昆虫を捕まえたり殺したりしないで下さい。



編集者:岐阜市畜産センター公園 原

2016年7月13日水曜日

かわいい動物の赤ちゃんたち

今年は、冬の終わりから初夏にかけ、いろいろな動物の赤ちゃんが生まれました。どの赤ちゃんも母親の後ろを行ったり来たり。そんな赤ちゃんたちをやさしく見守り、子育てをする母親の姿が印象的でした。誰かに教わった訳ではないのに、上手に子育てをする姿は何回見ても感心します。

それでは、今年産まれた赤ちゃんたちを、今現在の様子とともにご紹介します。

224日に、サフォーク種のヒツジ「マロン」が「モンブラン(♀)」と「くりのすけ()」を出産しました。
産まれたときの体重は、モンブランちゃんが3㎏、くりのすけ君が2.5㎏でした。しかし、母親のマロンちゃんが子宮脱になって上手に育てる事ができなくなり、飼育員がミルクをあげて育てました。残念ながら、くりのすけ君は3月に死んでしまいましたが、モンブランちゃんは無事に、今では24.5㎏まで大きく育っています。最近は歯が痒いのか、何でもかじりたい盛りで、飼育員の服をかじったり、餌の袋をかじったりと、いたずらっ子ぶりを発揮しています。うめこちゃん(友達のコリデール羊)の事が大好きなのか、ついて歩く姿がよく見られます。
飼育員の服をガジガジ



520日には、ザーネン種のヤギ「さつき」が「きらら(♀)」と「しょう(♂)」を出産しました。
産まれたときの体重は、きららちゃんが4㎏、しょう君が4.2㎏でしたが、もうすぐ10㎏になります。かわいい小さな角も生えてきました。最近、母親のまねをして、ご飯を食べる練習を始めました。赤ちゃんが乳を吸おうとすると母親がやめさせる動きも見せます。そろそろ乳離れの時期が近づいてきたようです。
家族でなかよくご飯(手前から、きらら、しょう、さつき)



612日に、黒毛和牛「かぐや」が「要(かなめ ♂)」を出産しました。
産まれたときの体重は、29㎏でしたが、50.5㎏までに育ちました。暖かい日などは外で日向ぼっこをしている姿がよく見られます。母親も4産目になり慣れた様子で子育てをしています。
お母さんにべったり(かぐやと要)



ほかにも、例年のように子豚やいろいろな種類の鶏のヒナが産まれました。

元気に走り回る子豚
種類が違ってもなかよし
どの動物の赤ちゃんも元気にすくすくと育ち、今が一番かわいい時期です。
運が良ければ、元気な赤ちゃんの姿を見ることができます。赤ちゃんもあっという間に大きく育ってしまうので、今のうちにぜひ会いに来てください。




編集者:岐阜市畜産センター公園 鶴岡

2016年6月29日水曜日

梅雨でも見頃な花がある

ここ数日は雨続きですが、植物にとってはめぐみの雨です。
青いアジサイ
今、見頃を迎えているアジサイ。
梅雨期の花としては定番で、当公園以外でも咲いているところも多いと思います。
ですが、ブタとアジサイを写真に同時におさめられるのは、岐阜市周辺でもたぶんここだけ!

ブタが背景に小さく写っているだけで今回はベストショットといかず・・・
家畜エリアの放牧豚舎(東側)の脇に列になって何本か咲いています。
ブタが柵際まで寄ってきていればブタ&アジサイの面白ツーショット写真が撮れるかもしれません。



同じく家畜エリアで見頃を迎えているクチナシ。
家畜エリア中央の園路沿いの様子
咲いた直後のオオヤエクチナシ
ここのクチナシは、オオヤエクチナシという通常種より大き目の花が咲く品種です。
きれいな白い花が咲くのですが、花期が梅雨の真っ最中であるため花が痛みやすく、すぐに黄色味を帯びてしまいます。
一度古い花は取り除いたので、また少しの間はきれいな状態が見られるかも?
見た目だけでなくクチナシ特有の甘い香りも魅力的です。

梅雨が明け本格的な夏が来ると、花の咲く植物も少なくなってきます。
なかなかお出かけしづらい時期ではありますが、今が花を楽しむラストチャンスです!

編集者:岐阜市畜産センター公園 木村

2016年5月31日火曜日

多肉植物の寄せ植えWORKSHOPを開催しました

 ぷっくりとした葉がカワイイ、多肉植物。先日、畜産センター公園で多肉植物の寄せ植えWORKSHOPを開催しました。
毎回、あっという間に募集定員が集まるとても人気のWORKSHOPです。

 講師のkokemi*さんが、ひとつひとつ手作りされるリメイク缶に10種類ほどの多肉植物をレイアウトして寄せ植えしていきます。
今回、寄せ植えのメインとなる多肉植物は全員すべて違う品種のものでした。種類の多さにビックリです。




 さて、WORKSHOPでは参加者の皆さんにお好きな缶・メイン苗・サブ苗を選んでいただきます。まずはそこでひと悩み。どれもカワイイので迷ってしまいます。
 自分のイメージにあう素材を選んだら、いよいよレイアウトです。ここでさらにひと悩み!!でも、この時間が寄せ植えの一番楽しいところ。


 そうして、悩みながら寄せ植えたものに木の実やタイルなどを加えて仕上げです。最後にもうひと悩み!!!ついに、完成した寄せ植えはどれもステキでした。それぞれ、まったく違う寄せ植えで20個すべて並べて記念撮影です。


 多肉植物は、お手入れも簡単で可愛くて♪♪上手にお世話をすればどんどん増やすことも出来るそうです。
 次回のWORKSHOPは、12月にリースに寄せ植えを予定しています。次回も、ホント、楽しみです。講師のkokemi*さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

編集者:岐阜市畜産センター公園 池間

2016年5月5日木曜日

ヒトツバタゴが見頃です

現在、ヒトツバタゴが見頃を迎えています。
花の白色と葉の緑色のコントラストが非常にきれいなヒトツバタゴですが、それ以外に別名「ナンジャモンジャ」という面白い名前も持っています。

立派ななんじゃもんじゃ!
畜産センター公園内では、バラ園付近、家畜エリアなど色々な場所に点在していますが、交通教室や複合遊具の少し北にあるヒトツバタゴが、比較的大きくて見ごたえがあるのでオススメです。

編集者:岐阜市畜産センター公園 木村

2016年3月16日水曜日

キャラメル色の女の子

ポニーの愛ちゃんや、ミニチュアホースのシロちゃん・ミルちゃんのいる丸い建物から、通路をはさんだ斜めお向かい
キャラメル色の毛をしたポニーの女の子がいます
昨年の秋にセンターにお引越ししてきたこの子のお名前は、『ミルキー』といいます
オータムフェスタの時にはおめかしをして、小さなお子さんたちとのふれあいで大活躍でした
そんなミルキーちゃん、性格はとてもおとなしくて人懐っこく優しいのですが、写真を撮るのがなかなかに難しいのです

遊んでもらうのが大好きなようで、すぐ近くまで来てしまうためお鼻のアップがたくさん・・・

それなぁに?

遊んでくれないの~?
これは上手く撮れたかな・・・?

どうだ!
いや、ちょっとブレちゃいましたね・・・残念

最後にもう一枚
てへぺろ!

編集者:岐阜市畜産センター公園 横山

2016年2月9日火曜日

広いぞ!芝生広場!


広大な面積を誇る芝生広場、その広さはなんと!約35000㎡もあります。

夏場の芝生広場はこんな感じです。キレイ!

ちょうど、今頃のような寒い時季は芝生も成長をやめ、休眠していますが春になり暖かくなってくると葉が青々としてきてグングン伸びてきます。
あまり伸びすぎてしまうと困るので、芝が伸びてくる5月頃~10月の終わり頃までに、10回以上芝刈り用スポーツトラクターによる芝刈りを行います。
特に成長の早まる夏は7~10日のペースで芝を刈ります。
芝を刈った直後は葉が短くなり葉の間に隠れていたバッタやミミズなどの小さい虫を狙ってカラスやスズメなどの野鳥が多く訪れます。

なるべく人の少ない日を見計らって刈ってます。安全第一!

3月1日から養生期間を設けて、4月29日に行われるスプリングフェスタの前日28日まで芝生広場を一時的に閉鎖し一般のお客さまの入場をお断りさせて頂きます。
お客様には大変ご迷惑をお掛けしますが、開放日までしばらくお待ちください。

編集者:岐阜市畜産センター公園 高橋

2016年1月7日木曜日

いつもと違う冬!新品のテラス!!

例年この季節は、霜焼けになるんじゃないかと思うくらいに鼻で雪を掘り起こしているブタ達がいて、見ているこちらまで寒くなってしまいます。しかし、今年は暖冬という事もあり暖かそうに放牧場で眠っている様子がうかがえます。

いつもの冬とは違う光景

暖冬といえど、人間にとっては重ね着をしていないとさすがに寒くて耐えられません。しかし暑さよりは寒さに強いとされる豚たちにとっては、案外これが丁度良い気温なのかもしれませんね。

さて、年末年始の芝生広場では、寒さに負けず凧揚げをする子供たちが多く見られました。
市内ですと、電線があったりしてなかなか凧を飛ばすスペースがありませんが、畜産センター公園の芝生広場には十分なスペースがあり、凧揚げするにはもってこいの環境だと思います。
※ただし、広場の端は大きなメタセコイア並木がありますので、引っ掛からないようにご注意ください。

そんな芝生広場へ遊びにいらした方は、すでにお気づきかもしれませんが、丘の上のケヤキの周りにウッドデッキ風のテラスが新たに設置されています。

ケヤキの葉が落ちているので寒そうな光景ですが・・・

春になればお弁当を食べたり、夏には木陰の休憩スペースとしてご利用いただけます。

編集者:岐阜市畜産センター公園 木村